見えないものを見る：通訳者、ヒラリー・オヨシ
見えないものを見る
当社の従業員紹介コーナーへようこそ。ここではチームメンバーの洞察や視点、業界に入った経緯について語っていただきます。今回はUNSEENの通訳、ヒラリー・オヨシさんにビデオゲーム業界への道のりについて伺いました。
UNSEENのアーティストたちがゲーム業界に入ったきっかけ、洞察力、考え方などをご紹介するコーナー「SEE the UNSEEN」。今回は、 通訳のヒラリーさんにビデオゲームの世界に入ったきっかけについてインタビューしました。
イントロダクション
あなたは誰ですか？
こんにちは、クリックしてくれてありがとう！
私の名前はヒラリーです。UNSEENでは主に英語から日本語への通訳を担当しています。カナダ生まれですが、オーストラリアのゴールドコーストで育ち、日本での8年間の留学と仕事を経て、新たな人生の章を歩むため故郷へ戻りました。正直、日本での日々は完全に終わったと思っていました…しかし宇宙は別の計画を用意していて、今や私は再び東京にいます！どうやら私はまだ日本との縁が切れていなかったようです。
主に創作活動を楽しんでいます。手芸や絵を描くこと、音楽を演奏すること、素敵なカフェ探し、旅行、そして冬には素晴らしいJ-pow（日本のパウダースノー）でスノーボードをすることです。また、ガシャポンにも少しハマっています（どこに行っても置いてあって、どれも可愛すぎて逃れられません）。ジブリ作品や小鳥、動物も大好きです。
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こんにちは！UNSEENで主に日英通訳をしている、ひらりです。カナダ生まれ、オーストラリアのゴールドコースト育ちで、大学と就職を含めた８年間を日本で過ごした後、一度帰国しました。日本での生活は幕を閉じたと思いきや、不思議なことにまた東京にいる自分がここにいます。まだまだやることが残っているのかな。
趣味はものづくり、お絵描き、楽器の演奏、カフェ巡り、旅行と冬にスノーボードで最高のパウダースノーを滑ることです。あとは、ほんの少しだけガチャポンの沼にハマっています。（…誘惑にはいつも負け気味です）あとはジブリと小鳥と小動物が好きです。
やあ！こんちくわ 🍥
シュレッドシーズン！湯沢で滑るどぉ
もう私のそばにはいないけれど ふさふさちゃんずは心の中にいる💕
心の中にいる愛しきふさふさちゃんず
私の可愛い玄関スペースは、ガシャポンでゲットした小鳥たちや小物で彩られています 🥰
inspiration
インスピレーション
あなたにインスピレーションを与えるものは何ですか？
あなたにインスピレーションを与えるものは何ですか？
音楽や芸術はインスピレーションを得る分野ですが、日常生活において最大の源泉は自然だと思います。育った場所とは異なり、日本には独特で表現豊かな四季があり、自然を異なる形で体験させてくれます。自然の生々しい力強さ、美しさ、そして儚い瞬間を実感する場面が数多くあります。
さらに、多様な背景を持つ新たな人々に出会い、彼らの人生の歩みを聞くことは、確かに大きな共感を呼び起こします。人々が抱える物語、その経験が世界の見方や生き方を形作る過程には、深く心を揺さぶられるものがあります。こうした出会いはしばしば新たな発想を生み、私の視点を変え、自覚していなかった感情を探求する必要性に気づかせてくれます。絶え間なく続く人間との繋がりと発見の連続こそが、私の好奇心を保ち、地に足をつけさせ、創造を続け前進する原動力となっているのです。
音楽や美術などが挙げられますが、日常的に自然からインスピレーションを得ていると言えます。生まれ育った場所とは違い、四季折々の顔をはっきりと持つ日本では、感じるものが何か一味違います。ふとした時に自然の力強さ、美しさ、儚さを感じる瞬間が多いです。
また、多様な背景を持ち、それぞれの人生を歩んできた人々の話を聞くことにいつも心を動かされます。一人ひとりの人生経験、いわば物語には深い感動があり、その人の世界の見方や生き方を形づくっているものに触れるたびに、新しい視点が広がり、不思議な気持ちになります。こうした人とのつながりや発見の積み重ねこそが、私の好奇心を掻き立て、地に足をつけさせ、これからも前に進む原動力になっているのだと思います。
北海道、富良野への道のり。空気が澄んでいて、シャキッとしている感じ伝わりますか？
雨粒と桜。雨が桜の花びらを時期より早く散らせてしまうだろうという悲しみと同時に、美しさが滲む瞬間。
ビデオゲーム
ビデオゲーム
好きなゲームは何ですか？
好きなゲームは何ですか？
間違いなく『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』だ。
正直、何時間プレイしたかさえ分からない！完全にハマってしまった。 普段はカジュアルゲーマーで、マリオやカービィ、ポケモンシリーズといった任天堂のタイトルを気軽に楽しんでいる程度です。でも『ブレス オブ ザ ワイルド』は別次元でした。アート、風景、音楽、キャラクター…そして細かいディテールに至るまで…ああ、本当に素晴らしい。これほど没入感があり、楽しめるゲームを経験したことはありませんでした。
最も気に入ったのは、様々なプレイスタイルを受け入れてくれた点だ。戦闘が得意でなくても、コロックの種を集めたり、装備を探したり、ミニクエストをクリアしたり、なんと町全体を建設したりと、やることが山ほどあった！こうした活動が徐々に勇気を育み、ボコブリンやリザルフォス…そして最終的にはPTSD級の恐怖を誘うガーディアンにも立ち向かえるようになったのだ。
私もピクミン4が大好き！たぶん3回はクリアしたよ！変に聞こえるかもしれないけど、オアッチの背中にしがみついて嬉しそうに歌い出すと、ついニヤニヤしちゃうんだよね。
ゲームの魅力的な世界に足を踏み入れてみると、自分では決して見つけられなかったようなタイトルを次々と発見し、そのすべてがたまらなく楽しい。
自分の中で圧倒的な優勝タイトルは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』です。本当に大好きで、人生の何時間をあのゲームに費やしただろうか（良い意味で）。私はいわゆるカジュアルゲーマーなので、マリオやカービィ、ポケモンシリーズなど任天堂ゲームにしかたまに手を出す程度でしたが、ブレス オブ ザ ワイルドは…あの美しいアート、風景、音楽、キャラクター、そして細部まで手が込んでいる。良すぎませんか？ あれほど没入感と楽しさを味わったゲームは初めてでした。
戦闘が苦手な私のようなプレイヤーにも配慮があり、代わりに世界を探索しながらコログの実やアイテム、ギアを集めたり、ミニクエストをクリアしたり、街を作ったりできるのが素晴らしいです。そんな風に遊んでいるうちに、ボコブリンやリザルフォス、完全にトラウマ化したガーディアンと戦う勇気も芽生え、さらに楽しさが倍増した感覚を覚えています。
あとはピクミン４を３回ほど通して遊んでいます！オッチンに必死にしがみつきながら鼻歌を歌うあのピクミンたちの愛らしい姿がたまらないですねー。
また、ゲームの世界により一層没頭するようになって、自分では絶対に発見しなかっただろうというタイトルにも数多く出会うようになりました！
ゼルダの 伝説ブレス・オブ・ザ・ワイルド
間違いなく一番好きなチャンピオン。多分鳥が好きだからで、彼が与えてくれる能力が超クールだから。
好きなチャンピオンはこやつ。鳥好きなのと与えてくれる技が良き。
ピクミン４ ♪ ピクミン４♪
ゲームを始めたきっかけは？
うーん、はっきりとは覚えていないけど、兄がファミコンでドンキーコングをプレイしているのを見て、どうしても一緒にやりたかったのを覚えている。小さい頃で、兄の真似をしたかったからだろう。何度か「ダメ」と言われたことで、むしろゲーム機を手に入れたいという気持ちが強くなった。それから、ゲームボーイ、ゲームキューブ、DS Lite、Wii、PSP、Nintendo Switch、そして今はSteam Deckで遊んできたんだ！ 今は人気の協力プレイゲーム『It Takes Two』を楽しんでいます。ゲームが人生の大きな部分を占めているとは言えませんが、確かに時々戻ってくるシンプルな楽しみであり、子供の頃から今日に至るまで、友人との思い出を作る助けとなってきました。
うーん…あまり覚えていませんが、兄がファミコンで『ドンキーコング』を遊んでいる姿を見て、何でも真似したかった時期の私は、猛烈に遊びたい気持ちになっていたことを覚えています。「ダメ」と言われるほど、意地になってやりたくなるのはなぜでしょうかね（笑）。そこから、ゲームボーイ、ゲームキューブ、DS Lite、Wii、PSP、Nintendo Switch、そして今ではSteam Deckまで手を伸ばして遊んでいます！最近はCo-opゲームで人気な『It Takes Two』を楽しんでいます。
ゲームが私の人生の一部だったとは言い切れませんが、たまにゲーム機を触って楽しいひとときを味わうことができ、友達との思い出作りのきっかけにもなっていると言えます。
なぜ未公開なのか？
正直に言うと、UNSEENやゲームスタジオなんて、全く視野に入っていなかったんです！帰国後、通訳として就職活動を始めた時、需要が最も高い医療・法務・コンサルティング分野に落ち着くだろうと思っていました。ある日、LinkedInで延々と続く求人投稿をスクロールしていたら、UNSEENのロゴが目に入ったんです。 「へえ、なかなかクールだな」と思い、その正体を調べ始めたら、あっという間に応募してしまい、今こうしてここにいます。ゲームスタジオで社内通訳として働くことになるとは（なんて突飛な話でしょう）、ましてやイクミさんや開発メンバーの皆さんをサポートするなんて、夢にも思いませんでした。人生は予想外の驚きに満ちているものです！
正直、ゲーム業界、ましてやUNSEENというスタジオ自体が選択肢の中にあるとは思いませんでした。日本で通訳としての仕事を探し始めた頃は、医療、法律、コンサルティング系など、通訳の需要が高めの分野におそらく落ち着くだろうと予想していました。
ある日、LinkedInで求人情報を見ていたら、UNSEENのロゴが目に入り、「ちょっと気になるな」と思いました。そこから引き寄せられるようにどんどん会社について調べ始め、気づけば応募までしていました。そして今、UNSEENチームを支える私がここにいます。
まさか自分がゲーム開発スタジオの社内通訳として働くことになるなんて、特にCEOの育美さんや開発チームをサポートすることになるとは夢にも思いませんでした。人生って、本当にサプライズボックス！
UNSEENに何をもたらしたいですか？
UNSEENに何をもたらしたいですか？
ゲームの実装や制作に関するスキルは持ち合わせていませんが、KEMURIに命を吹き込んでいる開発者たちへの理解を深め、より豊かに伝えられるよう努めたいと思います。新たなチームで新規IPを創り上げるには多くの課題がありますが、言語や文化の隔たりを埋めることで、包括的で結束力のある異文化スタジオ環境を支え、美しく永続的なゲームを生み出す一助となればと願っています。
私はゲームを実際に制作するための実装などのスキルを持ち合わせていませんが、KEMURIを手掛ける開発の皆さんの間に理解や調和を育む手助けができれば嬉しいです。新しい会社、新しいチームで新規IPを作るにあたってぶつかる困難は星の数ほどあるかもしれませんが、その中でも言語的・文化的な溝を埋め、チームがより一丸となれるように、またクロスカルチャーをより促進させ、美しく心に残るゲーム作りの過程に貢献できればと思います。
同じような道を歩もうとする人にアドバイスをお願いします。
確かに、私の歩んできた道はまっすぐとは程遠いものでした。日本語での私の名前「ひらり」が、風に舞う花びらや葉っぱを意味するように、数えきれないほどの回り道をしてきました。努力と幸運、そして周囲の方々の支えによって、今の私があるのです。そう、陳腐に聞こえるかもしれませんが、真実なのです。
つまり言いたいのは、たとえ今何をしたいか迷っていても、心を開いて挑戦する意欲を持ち続ければ、きっとふさわしい機会が訪れるということ。そこから広がる世界は、あなたが掴み取るべきものなのです。
通訳を職業にしたいなら、言語能力だけでは不十分だと理解すべきだ。高速情報処理、記憶力、注意の分割、集中力、発声力、そして総合的な頭の回転といった秘技を磨く必要がある。二カ国語以上を話せるからといって、必ずしも通訳になれるわけではない。 実際、言語能力は最低限の条件に過ぎません。文中の言葉の配置次第で、発言の印象や受け取り方が完全に変わります。つまり、誰かの声を別の誰かに届けることは、細心の注意を要する困難な作業なのです。通訳は舞台裏で全てを支える役割です。脚光を浴びることはありませんが、人と人とをつなぐ架け橋になれ、様々な分野に触れられることが何よりの喜びです。それが私の好奇心を刺激し、学び続ける原動力となっています！
私の歩んできた道は一本の道ではありません。名前こそ「ひらり」と軽やかに聞こえますが、実際には数多くの寄り道を重ね、偶然の出来事が努力と重なり、さらに周囲の方々を支えられてこそ、今の自分があると感じています。言いたいことは、現時点で何をしたいか分からなくても、オープンマインドで挑戦する精神を持っていれば、必ず良いチャンスが訪れると信じているということです。そこから広がる世界は無限大、きっとそう。
通訳を仕事にしたいと思うなら、言語力はもちろん、情報処理能力、判断力、記憶力、集中力、発声といった隠れたスキルが必要です。二カ国語以上話せるからといって、必ずしも通訳の仕事ができるとは限りません。むしろ言語力は最低ライン。言葉の並び方や表現一つで全く違う印象や受け取り方になるため、誰かの声を別の誰かに届けることは大変であり、注意も必要です。また、通訳は目立たないけれど、みんなを支える縁の下の力持ち的な存在です。それでも私は「人と人をつなぐ」ことの魅力を感じています。
最後までお読みいただきありがとうございます！
最後までお読みいただき、ありがとうございます！
これまでに描いたお気に入りの作品をいくつかご紹介します…！
ちなみに描いた好きな作品は・・
ビーチの雰囲気！実家を思い出させる海！
鉛筆画 鉛筆でお絵描き
